【書籍名】 千曲川ワインバレー 新しい農業への視点
【発行所】 株式会社集英社
【価格】 760円+税
【著者】 玉村豊男さん
長野県の千曲川流域に一大ワイナリー集積地をつくるという夢の実現に向けて考え、悩み、活動している著者の壮大なプロジェクトが語られる本書。
本書を読むと、
・日本におけるワインの歴史を学べる
・郊外に引っ越してブドウを育てたくなる、ワインを作りたくなる
・長野にワインを飲みに行きたくなる
という効能があります。
P133の田舎に引っ越した人の暮らしを読むと、現代社会を生きるサラリーマンには憧れの生活にも見えてきます。
以下に引用させていただくと、
田舎に引っ越してきた人は、~からだを動かすことの気持ちよさを知り、採りたての野菜のおいしさに感動する~お天道様以外には誰からも指図されない、自由で独立した仕事。やるべき作業は無限にあり、一日の終わりにはかならず終わらなかった部分が残るけれども、それでもできるところまではやった、という達成感が得られる仕事。いくら頑張っても夜になればやめなければならないのでそれ以上の残業はなく、からだが疲れるから風呂に入ってメシを食えばあとはただ飲んで寝るだけのシンプルな生活~
なんと素敵に見えることでしょう。
きっと、想像以上に大変なことや、長期間続けることの苦労もたくさんあることと思います。それでも、これだけ読むと、いいなぁと思わずにはいられません。
ワイン好きな方や、ワインを作りたい方、長野が好きな方は読んでみては。