この記事に書いてあること:1本600円で買える、激安スパークリングワイン「レ・ダムリエール」は旨いのか、どのようなワインなのか。
1.はじめに
近所のスーパーにて、ワインコーナーを物色していたところ、まさかの599円で売っていたスパークリングワイン。これで旨ければデイリーワイン入り確実だと期待しつつ購入。
フランスのスパークリングワイン。と言ってもシャンパーニュではなく、特に種類無しのスパークリングワイン。 ラベルにはヴァン・ムスー(フランスのスパークリングワインの総称)との表記があります。
スパークリングワイン、シャンパーニュ、ヴァン・ムスーって、どういう関係?と気になる方は以下をご参照ください。
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ラベル情報で気になる情報は「Blanc de Blancs」。白の中の白。つまり、白ブドウのみで作られたということが書かれています。
「Blanc de Blancs」 だとシャルドネ100%のことも多いですが、今回の商品は違いそうです。値段的にも。当商品を扱っているLOHACOの情報を見るに、「アイレン」、「ユニブラン」が利用されているようです。
また、Amazonの情報を見るに、そこそこしっかりと作られていそうです。
シャルマ方式による二次発酵。温度管理されたタンクの中で、14~16日間かけて二次発酵を行う。
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ブドウはスペイン産で、製造をフランスで行っているため、フランスワインという扱いになっている模様。
スペイン産のブドウをブレンドし、フランスの醸造施設でタンク内二次発酵、瓶詰め、出荷を行います。
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2.実飲レビュー
それでは実際の商品を見ていきます。
まずパッケージを確認。
フランス語ではなく、英語での記載であるため、輸出大衆向けなんだろうなという印象です。潔くて良し。
注いでみます。
最初に、良い意味で予想を裏切られたのは、「泡」。
普通、安いスパークリングワインの泡は、大粒で、いわゆるサイダーなどの炭酸飲料の泡のようなことが多いです。これは、安いスパークリングワインは、後からそれこそ炭酸飲料のように炭酸を充填しているからだと思われます。
が、このワインは泡が細かくて繊細でした。実際に全部発酵で作られた炭酸なのか、充填しているのかは定かではありませんが、細かい泡がグラス底から上がってくるのを見ると、否が応でも期待が高まります。
グラスを傾けたときに、グラスの壁面に液体の跡で作られる山は、とげとげしい山。ですが、シャバシャバ系と見せかけて、ゆっくりとワインが壁面を降りていきます。
次は香り。
トーストぽい香りがします。また、ほんのりハチミツのような香りや、リンゴのような香りも漂ってきます。
では、いざ。
あー、はじめに感じるのは、甘味というか、はちみつぽさが強い。思ったよりも口当たりはまろやかで、後味はあっさりとした印象。
深みはあまり無く、浅めという感じだが、その分飲みやすくスルスル飲める。
これが1,000円以下ということなので、リピートありなワインです。
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3.詳細情報
【ワイン名】レ・ダムリエール ヴァンムスー ブリュット(LES DAMELIERES Vin Mousseux BRUT)
【ヴィンテージ】NV
【産地】スペイン産のブドウを使って、フランスで醸造
【生産者】 Les Grands Chais de France (レ・グラン・シェ・ド・フランス)
【輸入者】日本酒類販売
【ブドウ品種】アイレン、ユニ・ブラン
【アルコール度数】11%
【価格】約500~1,000円
【生産者URL】 https://www.groupegcf.com/
【輸入者URL】 https://www.nishuhan.co.jp/ ※特に本ワインの紹介ページは無し
4.購入場所
本編集部では、近所のスーパーで購入しました。どのあたりに卸されているか不明ですが、通販で購入可能なようです。
Amazonなら、こちらで確認できますが、調査時(2020年5月16日現在)では、1本買いだと1,000円近くするので、まとめ買いをするか、LOHACOや、楽天の方が安そうです。