この記事に書いてあること:5月に発売された数量限定の、奇跡の麦で作られたビール「サッポロ 北海道 奇跡の麦 きたのほし」の実飲レビュー。
1.はじめに
5月12日に数量限定でサッポロビールから発売された「サッポロ 北海道 奇跡の麦 きたのほし」。
実に長い名前ですが、この「奇跡の麦」とは、北海道産のビール用の大麦「きたのほし」のことだそうです。
どんな大麦かというと、従来の大麦には、ビールのいい香りが劣化してしまう成分が入っていたんだそうですが、その成分を持たない大麦を発見し、更にそれを優良ビール大麦品種と交配させてできたものが「きたのほし」とのこと。
凄そうですね。ただ、よくよく読むと、
2019年には北海道内で生産される大麦のほぼ全量がこの「きたのほし」に切り替わりました。
サッポロビールのニュースリリース
とあるので、「じゃあこのビールはそこまでレアではないのでは・・・?」と思ってしまいそうです。
が、日本のビールに使われる麦芽は、結構外国産のものを使っていることも多く、そんな中、このビールは、「きたのほし」からつくった麦芽を50%以上使用していることのようです。
また、サッポロビールの育種活動、使用している大麦、想いなどを知ってもらうために、明示的に大麦名を銘打って発売した、宣伝広告を兼ねた商品という意味合いも強いのかもしれません。
まあビール好きには、そのあたりの事情は二の次で、とにかく美味しければよいので、さっそくレビューを見ていきましょう。
2.実飲レビュー
まずパッケージを確認。
「北海道」の文字の主張がスゴイ。「北海道行きたいな」という気持ちさせるパッケージです。
裏面には、こだわったことを伝える記載と職人ぽい方の似顔絵。「サッポロビール麦芽種開発センター」の方とのこと。
それでは、注いでみます。
なお、グラスは、きたのほし専用のものがないので、北海道限定(といいつつ、他の地域でも見かけることもある)「サッポロクラシック」の専用グラスです。
透き通っていて、濃い金色。かぐと、大麦の甘い良い香りがします。
口当たりは、非常にまろやかで、後味に(表現が悪いかもしれませんが)金属ぽさ。これ、日本のビールでよく感じることがありますが、必ずしもマイナスということではなく、アクセントの1つとして捉えています。その後、仄かに甘味がやってきます。
しっかりとした、飲みごたえがあります。
飲んでいると、北海道の麦畑が脳裏に浮かんでくるようです。
高品質な、ジャパニーズクラシカルビールが好きな人にはたまらない商品だと思います。
3.詳細情報
【ビール名】サッポロ 北海道 奇跡の麦 きたのほし
【アルコール度数】5%
【産地】日本(原料の原産地は日本の他、ドイツ、フランス、デンマーク、カナダ、オーストラリアなど)
【生産者】サッポロビール株式会社
【原材料】麦芽(国内製造、外国製造)、ホップ
【価格】約240円(350ml)
【生産者URL】 https://www.sapporobeer.jp/product/beer/kitanohoshi/
4.購入場所
本編集部では、ファミリーマートで購入しましたが、在庫有無は店舗によるかと。全国販売なので、スーパーや他のコンビニで購入可能です。
通販だと、Amazonなら、こちらから在庫や値段を確認できます。
楽天だと、こちらから500mlの在庫や値段を確認できます。350mlはこちら。